室町~江戸のウェディング
室町時代のウェディングは、和泉流の狂言『舟渡婿』で見られるように、通い婚が「露見」した後に、嫁と舅の家へ鯛などの魚と酒を持参し祝いをするというウェディングを行うことが前提になっていたようです。安土桃山時代のウェディングについてですが、1563年(永禄6年)に来日し安土桃山時代の日本の記録を残したルイス・フロイスの書簡によれば、「日本ではウェディング式をおこなわない」と記述されていたようです。江戸時代のウェディングは、1867年(慶応3年)出版の『日本の礼儀と習慣のスケッチ』によると、新郎の自宅に身内の者が集まり、高砂の尉と姥の掛け軸を床の間に掛け、鶴亀の置物を飾った島台を置き、その前で盃事をしてウェディングを執り行なう、いわゆる祝言が行われていたようです。